皆さんこんにちは~!
毎日暑いですねぇ。まだ7月中旬に差し掛かったところだというのに、
函館ですら連日25度越えです。
来月は乗り越えられるのか!?体力勝負ですね!
さ~て、今回は病院でのコンサートの報告です。
7/10(水)に、国立病院機構函館病院、いわゆる「国立病院」ですね、
こちらの「重症心身障がい者病棟」の夏のおたのしみ会にお邪魔してきました。
今回の出演は左から、三上、工藤、古西の3名です。
会場はひまわりをテーマにしてたとっても素敵な飾りつけ☆
歌のコーナーで使う歌詞は大きく印刷して掲示してくださっていました。
私たちは青のイメージで衣装を統一していたので、会場全体で夏っぽくなっていますね!
今回のプログラムはこちら~!
<1>雨にぬれても
オープニングはまず古西が入場してピアノを弾き始めて、
三上が吹きながら登場!工藤は傘を使ってミュージカルっぽく演技して登場しました~。
<2>あの素晴らしい愛をもう一度
この曲も幅広い世代の方がご存じで歌声が聞こえてきました。
<3>見上げてごらん夜の星を
そして坂本九さんの名曲。夜空に星がきらめく様子を思い浮かべてくれたでしょうか?
<4>夏の童謡・唱歌メドレー
海~たなばたさま~夏の思い出
古西が歌、工藤がリコーダー、三上が伴奏で夏の曲を演奏しました。
皆さん歌がお好きなようで、あちこちから元気が声が聞こえてきたり、
体を動かしたりと、楽しんでいるご様子でした。
<5>ふるさと
これも誰もの心に響く名曲ですよね。演奏するたびに涙が出てしまいます。
歌詞の意味を考えながら、思いを巡らせました。
<6>大きな古時計(楽器紹介)
ここでは持参した6種類の楽器を紹介しました。
児童指導員の柴田さんにお手伝いをいただいて、6本掲げて大きさを見て
いただたり、音の違いを聞いていただたりしたのですが、そのたびに拍手があって
皆さん楽器にとても興味を持ってくだったようです。
6本を3人で持ち替えしながら演奏して喜ばれました。
<7>こきりこ
ここからはリコーダー三重奏での演奏です。
テナー2本とバスという編成で演奏したので、尺八のような音質、
それから低音楽器の魅力的な響きに皆さん聞き入ってくれました。
<8>ずいずいずっころばし
これは指遊びでなじみがあったようで、表情がより豊かになった気がします。
指を丸めて並べたあの遊び、なつかしいですよね。
<9>小さな世界
これはもう体が自然に動いてしまう元気なディスニーソングですね!
演奏する私たちも大好きな曲ですが、患者さんも同じように楽しく反応してくれました♪
<10>チム・チム・チェリー
この曲も聞いたことある~という感じで興味をもってくださったようです。
途中でテンポが変わったり速いフレーズがあったりで、真剣に聞いて下さいました。
<11>千と千尋のカノン
これは「パッヘルベルのカノン」と「いつも何度でも」がミックスされた曲で、
2曲が互いに寄り添いながら響きあう素敵なん曲ですが、終わってから職員さんが、
これを聞いたとことろで涙がバーッと出てきたとおっしゃっていました。
<12>となりのトトロメドレー
ここからはまたピアノ伴奏をつけての演奏です。
この曲は、「風の通り道」「となりのトトロ」「さんぽ」のメドレーで、
患者様にぜひお手伝いしていただこうと、楽器で参加して盛り上げていただきました!
鈴やタンバリン、マラカス、大太鼓、ペットボトルで手作りされた楽器などなど、
さまざまな楽器がそろって大音楽隊になりました♪♪♪
皆さんリズム感ばっちり、そして楽しみ方もよ~く知っています☆
会場が一つになって盛大なトトロメドレーになりました!!
これは私たちから大拍手をお送りするすばらしい演奏でした👏
<13>オーシャンゼリゼ
これもアップテンポな曲なので、自由に打楽器で参加していただきました。
指揮をしてくださる男性患者さんもいて、まとまりのある楽しい曲になりました。
<14>アメイジング・グレイス
打楽器が続いてちょっとお疲れでしょうから、ここで素敵なバラードを1曲。
特にこの曲は編曲が素敵で、切なさも力強さを感じられる名曲なのですが、
皆さんうっとりと聞き入ってくれていたようです。
<15>きよしのズンドコ節
はい、これはまた盛り上がります!
お疲れでなければまたお手伝いしてくれますか~とお声がけしたところ、
皆さん張り切って打楽器で参加してくださいました。
「きよしっ♪」の掛け声もチラホラ。初めての演奏でしたがとっても楽しい曲でした。
<16>.瑠璃色の地球
最後はしっとりと瑠璃色の地球で締めくくりです。
今回、何曲か事前にリクエストをお聞きして、松田聖子さんもそのひとつでしたので、
私たちも大好きなこの曲を選びました。
最後の曲ということで、曲前の挨拶では感極まって声が震えてしまいましたが、
なんとかこころ乱れることなく演奏することができました。
体や手を動かして音楽を楽しむご様子が見えて、心が満たされました。
ここで終わりで退場したのですが、すぐにアンコールの声があがりまして、
ありがたいことにもう一度ステージへ戻って皆さんへご挨拶しました。
もう心は感動で胸がいっぱい、口を開こうとすると唇が震えて涙も流れてしまい、
なんとかなんとか頑張ってお礼のご挨拶をしました。
アンコールにお答えして演奏したのは
<アンコール>函館の女
これはもう有名なご当地ソングですね。
はりきって打楽器や手拍子で会場全体が盛り上がりましたので、
コンサートの締めくくりにふさわしい曲となりました!!
私たち3人とも、演奏が終わってから涙が止まらなかったんです。
それぞれ涙の意味を考えました。
患者様に関わる全ての皆さんの愛情の深さ、障がいの有る無しに関わらず
全員で音楽を楽しむことのすばらしさ、患者さんの屈託のない笑顔、
握手を求めてくれてお返ししたときの明るい表情、感動を共有できた心の喜び・・・
答えは1つではなくたくさんあって、これからも考え続けることになると思いますが、
今回のコンサートが今後私たちがどんな目的でどんなふうに活動するか考えるにあたって、
大きな意味を持ったことは間違いありません。
患者様や職員の皆さんがこんなに喜んでくださって、本当によかったというか、
私たちがめざしていたこと、ただ人前に行って演奏するということではなくて、
心から喜ばれるものを提供するということ、自分たちの奏でた音楽で感動して
くださる方がいるということ、たくさんの感謝の思いがあふれました。
私たちはプロでもなんでもないので偉そうなことは言えませんが、
この気持ちを胸に、自己満足ではない音楽をこれからもたくさんの方々にお届け
できるよう、常にどなたかのことを想って活動していきたいと思います。
最後に全員で撮った写真、プライバシーの関係でほとんどモザイクになってしまいましたが、
と~てもいいお顔のお写真なんですよ💛
そして控え室にはご丁寧にこのような掲示をしてくださいました。
皆さんにとって、楽しい夏の思い出の1つになっていたらうれしいです。
そして、またぜひぜひお会いしたいです!
お話をいただいてからの2か月間、何度もやり取りを重ねてお世話になりました
児童指導員の柴田様をはじめ、関係者の皆さま、本当にどうもありがとございました。
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